2017年11月13日月曜日

図鑑No.025, 026 ピカチュウ、ライチュウ

○ピカチュウ

図鑑No.025



重さ:6.0 kg 高さ:0.4 m

ポケモンの中で最も認知度が高く人気があるのではないでしょうか。


ハムスターのような容姿だが、耳はそれに比べて長い。体色は鮮やかな黄色で、背中には茶色の縞模様があり、耳の先は黒くなっている。赤い頬が目を引くが、ここには「電気袋」が備わっている。雌雄は、♀のみ尻尾の先が2つに分かれていることで判別できる。色違いの個体は体色が少し濃く、オレンジ色である。
電気袋は電気を溜め込む器官である。どのように充電をするのかは明らかになっていないが、睡眠との関係が示唆されている。弱った仲間に電気を分け与えたり、硬いきのみを電撃で焼いたり、電撃を放って敵を威嚇したりと、ピカチュウにとって電気は、元気の源でも、道具・武器でもある。稲妻型の尻尾も特徴的で、その根本は茶色い。尻尾によって周囲の気配を察知する能力がある。森を生息地としてきのみを食し、群れで生活をしている。
ニシノモリ教授によってライチュウへの進化についての研究が行われていた。また、ウツギ博士によって進化前のピチューの存在が確認された。
~ポケモンwiki~

「御三家」のように最初に選ばれるポケモンではなかったものの、その愛らしい外見から人気が非常に高く、アニメでは主人公のパートナー、ゲームではピカチュウバージョンも発売されるなど、ポケモンを象徴するキャラクターである。

そのため、イベントごとに様々なバージョンのピカチュウ(なみのり、そらをとぶ・・・)が登場しています。

ポケモンGOでも以下のピカチュウ達が期間限定で登場しています。
当然、進化したライチュウにも外見の特徴は反映されます。

○サンタピカチュウ



○とんがり帽子ピカチュウ(パーティピカチュウ)


○サトシの帽子ピカチュウ




ピカチュウが主人公のパートナーとなったのは、電撃技など見た目の派手さを備えつつ、女の子にも受け入れられるアイドル系のポケモンとして選ばれたという噂がある。
そんなピカチュウに関しては他にもいくつかの説があるようです。



○当初はしゃべる設定であった


ポケモンのアニメを見たことがある人ならご存知かと思うが、ポケモンの中には人の言葉を話すポケモンがいる。
ポケモンに登場する悪の犯罪組織であるロケット団のニャースなどが代表的な存在だ。

そのため、主人公のパートナーであるピカチュウの感情表現をわかりやすく伝えるべく言葉をしゃべらせる予定であったとのこと。

しかし、「ピカチュウの声優さんが鳴き声のトーンだけで的確に感情を表現してしまったた」、とか、「しゃべるとピカチュウの可愛らしさが失われてしまう」といった理由からボツになってしまったとか。



○ポリゴンを抹消


タイトルだけですと少し過剰かもしれませんが、ポケモンではアニメにおいて一度世間を騒がす事件が起きています。

第38話ピカチュウの「10まんボルト」という技の使用時に、二つの色を交互に点滅させ「パカパカ」というアニメの技法を用いたところ、テレビを見ていた子供達が不調を訴え病院に搬送されるといった事件が起きました。

この事件はポケモンショックとも呼ばれており、アニメは一旦打ち切りになってしまいました。

その後、子供達のポケモンに対するピュアな思いによってアニメは復活することになるのですが、事件が起きていた回に登場したポケモンが、その後のアニメで全く登場しなくなってしまったのです。

その可愛そうなポケモンとは・・・・

問題が起きた38話のタイトルにも名前があるように

「でんのうせんしポリゴン」

そう、ポリゴンです。その進化形についってもアニメでは登場しなくなってしまったようです。

ピカチュウのせいでとばっちりを食う形となってしまいました。




そんなピカチュウの名前の由来は、非常にシンプルです。

「光を表す擬態語の:ぴかぴか」+「ネズミの鳴き声:ちゅう」 ⇒ 「ピカチュウ」

多くのキャラクターの名前が日本語とその他言語では名称が異なる中、ピカチュウは全世界で発音がピカチュウとなるように統一されています。

英語表記:Pikachu


ポケモンの中ではその人気ぶり故、進化を拒んだり、モンスターボールに入らなかったりとやりたい放題やっておりますが、ポケモン以外での活躍もすさまじいため、ついしょうがないかと思ってしまいます。

2003年にフォーブス誌が発表した[2002年に(世界で)最も稼いだ架空のキャラクター」の8位にもランクインしたほどのようなので。

○ライチュウ

図鑑No.026



重さ:30.0 kg 高さ:0.8 m

ピカチュウの進化形ですね。

ピカチュウより体色が濃くオレンジ色に、手足の先はさらに濃く茶色になる。ただ、腹部は明るい色を残す。尻尾は黒く、細くなったが、先端に稲妻型の部分を残している。雌雄の判別はその先端部が尖っているか()欠けているか()で可能である。色違いの個体の体色は、さらに濃いオレンジ色になる。
全身に微弱な電気が流れており、暗闇の中では僅かに発光していることが確認できる。頬は黄色く、「電気袋」はさらに高圧の電気を蓄えられるようになる。その量は機嫌にも関係し、多いほど攻撃的な性格になる。尻尾はアースの役割を果たし、自分で蓄電量を調節して気持ちを静める行動も見られる。また逆に、尻尾を立てることで空気中の電気を集めることもできる。詳細は明らかにされていないが、巣を作ることは確認されている。その周辺の地面には、電撃による焦げ跡が見られる。
ポケモンwiki~

ピカチュウよりも外見が攻撃的な印象のものに変わり電撃技自体も強力になった感じですね

初代ポケモンずかんの説明文には、強力になった電撃を表すために以下の説明があります。


「でんげきは10まんボルトにたっすることもあり ヘタにさわるとインドぞうでもきぜつする」


でも、10まんボルトってピカチュウも使えるようになるし、ライチュウに限ったことではないのではと思ってしまいます。



というかそんなことより、「インド象」って!!


ポケモンの世界には、ポケモン以外の動物もいるようです。


一応定義は異なっており、祖先といったものがなく、

「ある夜とつぜん、我々が知るそのままの形で、ぽん、と現れた」
ものがポケモンだそうです。


さて、ライチュウといえば、進化前のピカチュウ人気のため、最も不利益を被ったポケモンではないでしょうか。ゲームの中でピカチュウから進化させなかった人も多いかと思います。

また、アニメやピカチュウ版では進化を拒む設定となっているなど、制作側の意図的なものも感じます。

そんなライチュウにはアローラのすがたがあります。

サイコパワーを操る能力を持ち、その力で浮遊することができる。元の姿とは違い頬の電気袋から甘い匂いがするため、ここにサイコパワーを手にした秘密があると考えられている。
~ポケモンwiki~

サイコパワーを得たという設定でエスパーが追加されるようです。

そんなライチュウの名前ですが、こちらはピカチュウの恩恵?を受けており、ピカチュウ同様各国言語で発音が同じになります。


日本語:「雷:ライ」+「ねずみの鳴き声:ちゅう」 ⇒ 「ライチュウ」

英語:Raichu

ライチュウは大人気ピカチュウの進化版ということで、中々複雑な立場でありますが、いい意味でも悪い意味でもピカチュウの影響は大きそうですね。