2016年8月13日土曜日

今更聞けないポケモンとは?ポケモンの世界観 ~その③~

ポケモンの世界について考察してみたいと思います。その③

ポケモンの世界観とは-続篇-


ポケモンジムとジムリーダーについて(ニッポン国のことをメインに扱う)

  • ポケモンジムとは、元々は引退したベテランのポケモントレーナーが後続の新人ポケモントレーナーに「トレーナ-術」を伝授する私営の道場のようなものだった。人とポケモンとの交流が進み、ポケモントレーナーになることが一般的になるにつれてポケモンジムが増加し、金儲けを企む悪質なポケモンジムも増えたため、ニッポン国の文部省はポケモンジムを認可制にした。原則、児童一万人に一軒の割合でポケモンジムを営業することが認められたが、現在は少子化と地方の過疎化が進行した影響で児童を集められないポケモンジムを守るため、子供の少ない地方に限りポケモンジムを国費で運営し、ジムリーダーは地方公務員にするシステムが作られている(ただし国費で運営されるジムの予算は潤沢ではなく、ジムリーダーの給料も非常に安い)。
  • 各ポケモンジムは創設者の得意分野を受け継ぎそれぞれ特化した流儀や格式をもっているが、一つのジムで修行したトレーナーは得意不得意が目立つため、国は児童が複数のジムで学ぶことができるようにバッチ制を導入した。この制度により、トレーナーは各ジムのジムリーダーに挑戦し勝利するとジムを制した証であるポケモンバッチをジムリーダーから与えられ、一つの地区で8個以上のポケモンバッチを獲得した者は地区ごとのポケモンリーグに進むことができるようになった。ちなみにジムリーダーは連続して4回挑戦者に負けてしまうとジムリーダーの資格をはく奪されてしまう。

世界について

  • 世界中の国々が競ってポケモンマスターを育てている。理由は各国の最重要国家秘密で明らかにされておらず、ポケモントレーナーの育成は国家的事業である。また、4年に一度、オリンピックならぬポケリンピックが開催される。

              ~ポケットモンスター The Animation wiki~

 ポケモンのジムに関する設定ですが、不可解な点が見受けられます。

「各ポケモンジムは創設者の得意分野を受け継ぎそれぞれ特化した流儀や格式をもっているが、一つのジムで修行したトレーナーは得意不得意が目立つ」

これは納得です。
確かに、単独のジムでトレーニングをしているの実であれば、良い意味でも悪い意味でもそのジムに染まってしまうでしょう。
多様性を持たせるのは大事なことです。

ただ、その解決策が・・・

バッチ制を導入したのはいいけど、バッチってそのジムでトレーニングしなくても、勝てれば貰えちゃうじゃん!

折角、得意不得意がなくなるよう複数のジムで学べるようにしたのに、学ばなくてもバッチ入手できちゃうじゃん!

この制度が成立するように考えるとしたら、
得意不得意があるようだと、ジムリーダーには勝てないということでしょうか?
そうであれば、負けた場合は学ぶ必要があるため一応多様性を持つことが可能ということでしょうか?
ただ、極端に能力が偏っていても、強ければOKとなってしまいそうですね。

また、ポケモンにおいても、少子化や過疎化、予算といった夢も希望もない単語、設定がでてくるのは驚きました。
ファンタジーの世界では、そこら辺のネガティブな部分はぼかすものだと思っていましたが、意外と切実な情勢まで描かれているものですね。


ポケモントレーナーの育成が国家的事業とのことですが、考えられることとしては、戦争等にポケモンが用いられる為でしょうか。
普通に考えれば、兵器並みの能力を持ったポケモンも多いので、軍事力として計算するのは当然かと思われます。


それにしても、大人気のポケモンの世界観としては、意外な点も多かったのではないでしょうか。
もっと、子供たちが想像しやすい性善説に基づいたハッピーな世界設定となっているかと思いましたが、現実の社会問題等と共通の課題を抱えた世界観となっていることが分かりました。

ポケモンの世界観を知ることで、以前とは違った視点でポケモンをプレイできるのではないでしょうか。

今更聞けないポケモンとは?ポケモンの世界観 ~その②~

ポケモンの世界観に関して考察してみたいと思います。その②

ポケモンの世界観とは



小学校卒業みんなが大人法

  • 略称は小卒大人法、別名は10歳大人法。アニメ版では10歳になるとポケモントレーナーとして旅立つ事が許されるが、その設定をさらに細かく説明している。
  • 義務教育の小学校は10歳まで。中学校は行きたい人が行く。
  • 10歳の誕生日を迎えた次の年の4月には、ポケモン捕獲の免許が取れ、モンスターボールを持つことが許される(ただしポケモン自然保護法のため、16個までに限る)。
  • 18歳未満お断り」は存在しない。
  • 親の承諾なしに自分の進路を決めることができ、結婚・就職など全て可能。犯罪行為を働くと、一般成人同様に処罰される。
  • 税金も大人同様に納めなければならない。
                  ~ポケットモンスター The Animation wiki~

どうやらポケモンの世界は非常に、自立意識が高いようです。

なんと10才で親の判断を仰がず進路を決定できるようです。
しかも10才で大人と同様に税金を納めなくてはいけないって・・・

稼ぐすべもわからないような段階から納税義務が発生するなんてなんてシビアな世界なんでしょう。

自分が10才と考えると、働く、金を稼ぐなんてことはまったく頭になかったと思います。

仮に稼ぐことができたとしても、駆け出しのトレーナーなんて簡単に悪い大人に騙されて身ぐるみをはがされていしまいそうです。

10才から一人前とみなされることは夢がありますが、厳しい現実を目の当たりにするには早すぎる年齢ですね。



ポケモンがモンスターボールに入るようになった理由

  • 1925年、ニッポンにあるタマムシ大学のニシノモリ教授[8]が、偶然ポケモンが縮小して休まることを発見した事がきっかけ。
  • 教授がオコリザルの「怒り」のエネルギーを研究中、薬物の量を誤ってしまいオコリザルを衰弱させてしまう。しかしオコリザルは、小さく丸まってニシノモリ教授の老眼鏡のケースの中に入り込み、安らかに眠り出した。この事件によってモンスターボールが開発された。 


パソコン通信でポケモンを転送出来るようになったきっかけ

  • ある3歳の子供がコピー機にモンスターボールを入れ、ファックスのボタンを誤って押した所、ファックスの行き先である父親の会社にモンスターボールが転送されていた。モンスターボールの中にはポケモンが入っており、これによってポケモンには通信能力があるということが発見され、この能力を携帯獣通信能力(携通力、ポケコム)と呼ぶようになった。さらにポケモンは小さくなって何かの入れ物に入り、体を休めているとき、自分自身とその入れ物を電気信号に変える能力を持っている事も発見され、ポケモンをパソコン通信で転送する技術が誕生した。
                 ~ポケットモンスター The Animation wiki~

 ポケモンの設定で興味深いことの一つには。モンスターボールがあります。

正直、どんな原理でポケモンが入っているのと?と思った人も多いのではないでしょうか。
普通に考えたら物理法則とか無視してそうですし。

その謎がようやく解けましたね!


衰弱時には縮小して狭いとこに入るというポケモン自体の習性を利用したアイテムということですね。
ゲームの中ではポケモンに大きなダメージを与えるほど捕獲率が上がったので、弱らせるほうが有効というのも納得できます。
ただ、一度モンスターボールにはいれば仲間になって逃げなくなるのかという点が微妙ですね。逃がす場合はどうしているのでしょうか?
また、弱ってない元気なポケモンもモンスターボールに入っていることに関しての説明もないので、いまいち不明な点も残っていますが。

子供のころは、モンスターボールという不思議なアイテムならば、人間も捕まえられるのでは??と思っていましたが、そうはいかないようにしっかり設定されていました。


ポケモンの通信に関しては難解ですね。
データではなく、物質が移動してしまっているという点が質量保存の法則を無視しております。
特に不思議なのがモンスターボール。偶然転送してしまったとのことから、モンスターボール自体は転送を意図して作られていないということが推察されます。
そのため、恐らくポケモン側の能力でモンスターボールも転送されたと思われますが、それが可能であればなんて便利な機能なのかとも考えられます。
一緒に転送できるサイズの限度にもよりますが、ファックスさえあれば送信したいものを送れてしまうなんて、画期的な発明、発見ではないでしょうか。
配送業は廃れてしまうことでしょうが。


2016年8月12日金曜日

今更聞けないポケモンとは?ポケモンの世界観 ~その①~

世間の一大ブームに乗っかりポケモンGOを始めた人もいるのではないでしょうか?

そんな皆さんも、ポケモンという単語は耳にしたことはあるものの、何となくしか知らないかたもいると思います。

そんなポケモンについて簡単に解説します。

○ポケモンとは


正式名称「ポケットモンスター」の略称であり、任天堂(現在は株式会社ポケモン)から発売されたゲームソフトシリーズ、アニメ、その他派生作品の名称です。また、同作品に登場するキャラクターの総称としても用いられます。

ゲームやアニメの基本的なストーリーは、主人公がポケモンを捕獲したり育てたりする「ポケモントレーナー」となり、各地に旅をしながらポケモンを捕獲して「ポケモン図鑑」を完成させたり、他のポケモントレーナーと対戦しながらポケモントレーナーの頂点を目指しポケモンマスターになることを目的とするものです。


○ポケモンの世界観


そんなポケモンの世界観については、「ポケットモンスター The Animation」という小説の中でいくつか出てきます。そんな世界観について考察してみたいと思います。

ž   「ある夜とつぜん、我々が知るそのままの形で、ぽん、と現れた」。
ž   地球に存在する人間や動物以外の生き物であり、どの生物とも違い、祖先といったものがない。
ž   紀元前4世紀、生物学の祖であるアリストテレスは、ポケモンを発見できなかった。
ž   18世紀後半、フランスでジャン=バティスト・ラマルク率いる生物学の隆盛。フランス人作家タジリン伯爵、リザードンやシャワーズなどの30種類のポケモンを発見し、これを定義づける。この定義は後にタジリンの定義と呼ばれるようになる。その後研究は西ヨーロッパ全土に広がっていく。
ž   タジリンがポケモンを定義するまでは、ポケモンはいるのにもかかわらずその存在を完全に無視されていた。
ž   人間の生活にゆとりが出始め余裕ができたので、まわりを見渡して初めてその存在に気がつく。
ž   20世紀後半、ライアル・ワトソンによるニューサイエンスの開拓。後の無機物系ポケモンの研究に影響を及ぼす。
ž   オーキド博士、タジリンの後にはじめてポケモンを詳しく調査し、ポケモン研究の基礎を築く。
ž   「なぜポケモンの進化は進化というのか」について問題になっており、進化という言葉は実は適切ではないが、表現するのに「便利」なので使用している
ž   ポケモンは新種が発見される度に、既存の生き物は姿を消していっている
ž   ポケモンには年代を特定するために用いるある種類の元素が含まれていない為、化石の年代を特定することができない。
ž   野生のポケモンは人間以上に、飼われているポケモンに敵意を燃やす傾向がある。
ž   異種類のポケモン同士では、言葉が通じない。
ž   ニッポンでは、携帯獣と記述する向きもある。
 ~ポケットモンスター The Animation wiki~

なかなか気になる設定出てきましたね。

「アリストテレス」という実在した有名人がでてくるあたり、ポケモンの世界と私たちの世界に何らかの繋がりや関連を持たせようとしてたことが伺えます。
実際、フランスやヨーロッパといった地名が出てきますが、ポケモンの世界には地名はそのような地名の土地は出てきません。


また、ポケモンが存在するにも関わらず無視されていたというのは非常に気になりますね。

ポケモンといえば、人以上のサイズで様々な能力を持ったものがいますが、その存在を無視できたということは、人間には影響を及ぼさなかったのでしょうか?

というか、その時代の生物学者もう少し頑張れよ!と言いたくなってしまいます。

特に、ある夜突然ポンと現れたってどうしてわかるんだっ!と突っ込みたくなります。
単純に今まで見つけられなかっただけだろうとは思わないのでしょうね。

しかも、ポケモンは次々に新種が発見されていますが、その度に既存の生物がいなくなっているというのは凄い設定ですね。

新種のポケモンが発見された途端に、ある種の生物が消えるというのは中々難しいので、絶滅した生物の代わりに新種のポケモンが現れたりするのでしょうか?

また、生態系とか食物連鎖とかの関係も気になります。そのうち、ポケモンを養殖するような事態になりそうですが。

世界観としては、現実との相関をにおわせたファンタジー的な要素が強そうですね。